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08-27



わけあって新宿

人に会う用事があったので新宿に出た。
待ち合わせ場所に立ってまだ少し早いしどうしようかなと思っていると,いきなり若い女性に声をかけられる。「今日,近くにある xxx という雑貨店の売り尽くしをやっているのですが,ちょっとご覧になっていただけますか」そう言っていきなり自分が持っているトートバッグからなにやら小さなものを取り出して差し出す。
は?あまりに唐突でとっさに反応できない。差し出されているものは,手の平に載るくらいの,ブルーの半透明のプラスチックケースに入った,タバコの箱より少し大きい程度の何かだ。
何なのか外見からは察しがつかないので手に取って確かめたいという気持ちが反射的に起こるが,まあこれがテクニックだとしたらうまいよな,と思って「もうすぐ待ち合わせの約束時間になるので」と穏やかに断る。
相手はあっさり引き下がる。そもそも声をかけてきた時全く押しつけがましさが無くて,まるで道を尋ねるような静かな態度だった。しかし,その一方では,声をかける瞬間には私の真正面にきっちり回り込んでいるという周到さもあった。静かで,穏やかだけれども,実は手慣れた技を使うというあたり,まるで宗教の勧誘のようだと思ったりもした。

で・・・実は,いまでもちょっと気になっている。
そもそも若い人ではなくなぜ私に声をかけてきたのだろう。いくらラフな格好をしていたとはいえ白髪頭でそれなりの年齢だということは当然分かったはず。
あの箱は一体何だったんだろう ( ̄∇ ̄?



メール転送してもあまり役に立っていない

今後のことを考えたりするとどこにいてもメールを受け取れる状態にしておくべきかも,と思い,特定のアドレス宛のものは携帯電話に自動転送されるようにしてある。
今日外出中に2通メールを受け取ったが,結局返信できるタイミングではなかったし,新宿から自宅に帰るのは近いし,帰宅してから返信を書いた方が落ち着くし・・・ということで,結局携帯からは返信しなかった。
自宅にいる時にはもちろん必要ないので,ここ数日に関しては全く役に立っていない。
まあ,いずれ緊急に連絡を入れるべきメールなどの時には役に立ってくれるだろうという保険で,この状態は維持だけど。






©akio ishizuka