IKIMONO net club
Real life Real world

12-02


わけあって半蔵門

お仕事の打合せです。
今回は面白い企画に仕上がったと思います。

ついでに渋谷界隈の書店をちょっと視察。
すでに当事者ではなくなった者の無責任な目で見ると,みんな頑張っているのだけれど多分新しいディスプレイの仕方を編み出さないといけないんだろうなぁ,という気がしますね。そして,ディスプレイの仕方には「なぜならこう受け取って欲しいから」という理由があるわけで,その理由というか,本というものをこのように受け止めてみてくださいということそのものについての発想の新しさが,当然必要ということになる。
もしかすると(あくまでも,もしかすると)今の書店には,それを考えるための余裕がもう無くなってしまっているのかな,と・・・。



回覧板はいかがなものか

皆さんがお住まいの地域はどうなのか分かりませんが,私が住んでいるところではとにかく回覧板が回ってくる頻度が激しい。三日にあげずという表現そのままに来る。
夫婦共働きでしかも二人とも帰宅が遅かった頃は,本当にうんざりしました。
内容がさして重要ではないことも多いという問題もありますが,それよりも,回覧板をドアの外に置かれると結局それが長時間そのままになっていることで「ずっと留守にしていますよ」と宣伝しているようなものだ,という点が個人的にはイライラします。
もっと小型化して各戸のポストに入れてしまえるように出来ないものか。

さて,この先がかなり微妙な問題になってきます。
町内会や自治会の活動に熱心な方々なら「それなら会議に出席してその意見を提出すれば良いではないか」と当然のようにお答えになるでしょう。もっともです。
もっともであると認めた上での話ですが,そもそも自治会は地域住民が任意で作る組織であって,旧来の慣習がどうであれ,地域住民が参加を強制されるようにはなっていない。参加した方が全員の利益になるという正論は別にすると,法律上でも(NPO登記などをしない限り)あくまでも任意団体に過ぎません。
回覧板や広報について言えば,市や県の政府組織が,その任意団体に配布することを依頼し,任意団体もそれを引き受けている,という関係が成り立っているだけで,政府組織の正式な下部組織ではありません。
地方自治体から助成金が出されているケースが多いけれど,だからといって地方自治体の組織の中にあるわけではない。

俺は参加するなんて意思表明したことはねぇよ,というような大人げない話ではなく,上記のことをしっかりと追いかけていくと,果たしてそんな脆弱な基盤の上にあるものにこれほどの機能を持たせて,今後とも大丈夫なのか,という疑問がわいてきます。
また,自治体の活動に何ら参加しない人々も自治体活動の成果(町内美化など)にただ乗りしていることになるケースもあり得るから良くない,という意見も時々見かけますが,逆に助成金に絡めて言うと,地方税を,意識的に参加したくない人々の分も含めて任意に参加している人々の活動に費やしている,というケースもあり得るということになります。

自治体活動を頭から否定しているわけじゃありません。
しかし,今のままではあまりにも曖昧な部分や,旧来の単なる慣習によりかかって動いているだけの部分が多すぎて,なんとも釈然としないというのが,正直な気持ちです。



今年もリニューアルするのか

このサイトは毎年12月にリニューアルを続けてきたわけなんですが,今年もするのかな?(って他人事みたいに書くな
今年は8月に会社員じゃなくなる時点で例外的にリニューアルしているので12月末ころにやったとしても5ヶ月弱くらいしか経たないうちにやることになるので,どうかなぁ。
リニューアルはしたいんですよね,実際のところ。
デザイン(見た目)的には,まあまあ気に入ってはいるんですが,正直使い勝手はそれほど良くないです。インラインフレームを多用しているのはどちらかというと作り手側である私の管理の手間を減らすという勝手な事情によるもので,埋め込む時のサイズ(幅や高さ)の指定が微妙にずれていたり,サイズ決めうちで見る側が自由に出来ない部分が多かったりするのは非常に良くないと思っています。
position:absolute(位置の絶対配置)とかを使って,もっと思い切ってパーツごとに配置してしまえば良くなる部分もあるのですが,Operaがまともに反応してくれないケースが多くて,踏み切れません。
うーん。
まあでも,その場の書き加え書き加えでいじり続けてきたスタイルシートも,すでに我慢ならないほどぐちゃぐちゃの汚いものになってきているし,やっぱりリニューアルはすべきでしょうね。
ちょっと真剣に考えてみよう・・・。






©akio ishizuka