IKIMONO net club
Real life Real world

02-15


リンクについて

先日書いたINCリンクに関して幾人かの方から反応をいただいたので,あらためて方針というか,リンクというものについてこんな風に思っているよ,ということを書いておきます。
とある方への返信メールにも書いたことですが,読む人が読めば「あそこだよね?」的なさぐり合いや,知っているけれど公言はしないという暗黙のエチケットというようなものも,社会人がネットに参戦する場合の楽しみであり,たしなみであると思っているので,本人が望まないのに本人やその所属組織が特定できるような説明文を添えることはしません。
というより,多分,全て公平に説明文ゼロの状態で,ただリンクだけを掲載することにすると思います。

また,今回のINCリンクに関しては,すでにお互いのサイトを相互に良く知っている方であっても,全ての方に正式に許可をいただきます。
これは上に書いたと同じような意味合いも含みますが,それとは別に,ひっそり・ゆっくりと更新を続けてきたサイトをある程度以上の範囲に晒すことで「もっと書かねば」というような心理的なプレッシャーを受けてサイトの継続そのものが嫌になってしまったりすることは避けたい。
「あの人も読んでいるんだよなぁ」と思うと書く内容に気を遣うようになったり,くつろいで(時として,自分でもあきらかに下らないと分かっているけれども,まあいいじゃないかレベルで)書くことがしにくくなったり,というようなこともよろしくない。
というような理由からです。
ですから,メールなり口頭なりで正式に「載せていいですよ」と言っていただかない限り,一切掲載しません。逆に言えば,上述したような何らかの問題に遭遇しそうな気がする,と思ったら,リンク許可の連絡をしないままにしていただければいいわけです。

今回のINCリンクに限定せずリンク全般についてということであれば,基本的には,ネットに何らかの文書を公開している以上リンクは許可無く行われて当然であるし,それを公開した側が拒んだり許可制にしたりする根拠はない,と考えています。
隠したければ,冷たいようですが,それなりの処置を公開する側が自主的に行うべきで,この場合は初心者だからとか技術的知識が無いからというのは言い訳として認めるつもりはありません。ネット上にあげつつ隠したいという目的があるなら,その目的を達成すべく自分で努力して勉強すべきです。

原則論としてそうではあるのですが,社会人(とくに会社人)の場合には,それだけでは割り切れない面も沢山あります。これは「ネットはどうあるべきか」とか「ネットはそもそもこうである」という原則論とは違うフェーズの問題です。
やや微妙なたとえになりますが,全ての規則を守っていることと人格がすぐれていることは,決してイコールにはならない,という感じでしょうか。
ちなみに,私自身のサイトのリンクに関する「お願い」はサイトの趣旨ページの『リンクなどについて』『責任の所在』の項目にあります。






©akio ishizuka