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03-26


神楽坂

ものすごく久しぶりに上った神楽坂に,歳を感じた。
足腰が辛いわけでは全くないが,わずかに息が切れているのに気付いてちょっと哀しかった。
某お話し合いそのものはそう悪くはなかったと思うのだが,結局のところ本当に助けになる代替手段をご提案できなかったというところがダメだった。そういう状況を予想すべきだったし,それに対する案こそを真剣に考えておくべきだった。

坂を下りながら,昔親しくしていただいた何人かの方のことを思い出した。
今電話をすれば,もしかすると社におられるかもしれない,とも思った。
けれども坂を下りていきながら,本当にわき上がるように懐かしい思い出が幾つも現れては消えたので,やめておいた。私の方が勝手にそんな感傷に浸っている状態でお会いするのも,ある意味迷惑だろう。
若かった日々の懐かしい思い出は確かに心地よくはあるが,それは過ぎ去ったことであり,私の,その方々の,今をなんら保証するものではない。



Web広告

「お宝オンラインソフト」にFirefoxの拡張のAdblockについて簡単な紹介を追加したけれど,それを書きながらちょっと迷った。
確かにWebの広告は鬱陶しい。私個人としては最近大流行の兆しもあるGoogle AdSenseでさえ鬱陶しい。他の広告とは違ってページ内容との関連性が高いものが示されているかもしれないが,それでも広告であることには変わりがない。
しかし,広告収入で手間や経費の一部を支えて情報を提供してくれている場合もあるのだとすれば(つまり,広告収入で「儲けて」いるのではなく出費の補填をしている場合を考えれば),広告を完全に消し去ってしまうAdblockのような仕組みは諸手をあげて賞賛するのはためらわれる。
その迷いが結局,解説記事の見本に海外のニュースページを選ばせるという中途半端なことをさせた。どうせ海外の広告は日本人の私が見ても意味がないから消してしまっても同じだ,という無言の言い訳が入っているようなわけで…。

今のような広告に変わるアイディアが出てきてくれないかな,というのが本音。
TVにしてもCMはもちろんあるのだが,番組とCMを同時放送することは出来ないので,異なる時間に放映される。したがってこちらもCMの時間には頭を切り換えて,出来が良ければCMそのものを楽しむことも出来る。
Webページでは基本的に常に同時に広告が表示されているので耐えきれずに鬱陶しく思うことがある。同時に二つの曲を聴けといわれても難しい。たとえその両方ともが好きな曲であっても,難しい。
そういう意味で,いまのWeb広告にはやはり無理があると思うのだが。






©akio ishizuka