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07-25


包丁を研ぐ

なんで最近いしづかの日記は一日おきなんだよぉ,と思っているあなた。
それは多分,夏だからです。いしづかは暑さに弱いです。暑い時に「なーに平気さー」とか言いながら頑張ることが出来なくはないですが,それをやると秋風が吹く頃高熱を出して倒れたりします。いやほんとに… ( ̄。 ̄;)
夏休みというものが本当に必要な人間だったりします(挨拶

スランプだったり,なんとなく気合いが入らなかったりする時やることといえば,ムキになってトレーニングをする,ひたすら寝る,の他に,包丁を研ぐ,があります。昨日も研ぎました。
昔,包丁を研いだことがない。切れなくなったら新しいものを買う。という人に初めて出会った時はえらい衝撃だったんですが,どうなんでしょうね,むしろ最近だとそういう人の方が多くなっているんでしょうか。
家にある全ての包丁や果物ナイフを,ひたすらシャーコシャーコと研いでいると,大抵だんだん気分が良くなります。ちょびっと水を振ったりしている時に無意識に満足げな笑みを浮かべていたりもするらしいです。
ただし全然上手くはないですね。特に刃渡りが長い大型の包丁なんかは,切れるところと切れないところがはっきり分かるほどダメダメでむらのある研ぎ上がりになってしまうなぁというレベルからちっとも進歩しない。
まあでも,機械的でよけいなことを考えない作業に没頭するという点が重要なので,あまり気にしないことにしてます(それでいいのか

ずっと昔からですが,パーッと遊びに行くとか,ばかアニメにのめり込んでみるとか,そういうことは全然しないですね。黙々とストレッチや筋トレをする,包丁を研ぐ,寝る,と並べてみるとなんだか非常に暗くて危ない人みたいですが,多分,普段遊びすぎなんだろうと思います。
近所のスーパーへ買い物に行く途中で犬に会うだけでスゲー楽しいからわざわざどこか「楽しいところですよ。ほら楽しいでしょう?」と作られたところに行く気は全然しないです。そもそもどこかへたどり着くことが目的の「移動」という行動をしている時が一番楽しくないし。
アニメとかも,いい歳して,しかも自分でも全然意識してないうちにケロロ軍曹 とか,レジェンズ とか見てたりしてて自分であとから「いつの間に見たんだろう」とか本気で思ったりしますが,でも放送時間を追いかけてちゃんと続けて見たりはしないですね。
つまり,こう,なんて言うんですかね,普段それなりに楽しそうなことに非常に細切れに忙しくアクセスして暮らしているらしくて,気分を変えるためにはそれらをシャットアウトしたくなるので外向きではなく内向きになるのかもしれないです。
まあそんな話はどうでもいいんですが,包丁研ぎます?研がなくて切れないままずーっと使っていたり,切れなくなったり新しく買ったりします?



君が代騒動の頭の悪すぎるドタバタ

君が代起立、保護者の状況も報告 都立校50校分メモ (asahi.com : 社会 )
えーと…頭悪すぎでとてもついていけません。
「式が適正に実施されたかどうか把握するのに、保護者の情報を知る必要は全くない。都教委としてそうした方針を立てたことはなく、今後は不要な情報だということを職員に周知する」という都教育委員会の発言がさらに情けなさを助長します。不要だということを周知しなければならないのだそうです。
あ〜あ…。

ところで,国旗掲揚・国家斉唱を強制することが是か非かという話は果てしなくもめる傾向にありますが,賛成(ないしは推進)派は,国を愛することやその心を育てることは大切だ。良いことを積極的に行うことに反対されるいわれはない。という考えが基本であるようです。そして国旗・国歌法が成立したことを自分たちの考えへの強力な追い風,と信じているようです。
国旗・国歌法の条文にはただひたすら日の丸(正確には日章旗)を国旗とすること,君が代を国歌とすること,および,日章旗の詳細な色と形,君が代の歌詞と楽譜が記されているだけで,それ以外一切無いし,罰則規定もありません。
また,学習指導要領にそのように指導すべきだと書かれているのは事実ですが,その背景もちゃんとあって,自国を愛せるように歴史教育をし,また他国を含めて国旗・国歌に敬意を払うべきものであることを理解させなさい,ということが本来の目的です。
国を愛する気持ちはあって当然というのはとんでもない話で,幼い子供がそんなことを自然に感ずることはまず無いでしょう。たとえば小学生の時に,自分の家族・友人や,それらの人々と暮らす限定された地域の風物が大好きだと思うことは,ごく自然にあり得るけれど,それが「日本国を愛する」とか「国旗に敬意を払う」とかいうことに直結することはあり得ません。
今,国を愛するということが「当然そうあるべきだからそう指導する」と主張している人々に聞いてみたい。あなたは7歳の時に「日本国」というものを愛していたのか?と。
今のあなたが国を愛しているのであれば(これは皮肉ではなく,もし本当にそうなのであれば,という意味だけで言うのだけれど),なぜ自分はそうなれたのか真剣に考えてみる必要があるでしょう。そして,子供達に自分が思ったこの国の良さや,この国に生きて幸せだったと思ったことを,時間をかけて語りかけていくしかありません。国旗掲揚や国歌斉唱の強制された習慣づけで,国を愛する教育の手抜きをすることは出来ません。
国旗掲揚や国歌斉唱を実施することに頭から反対するつもりは,全くありません。
卒業式典の時に生徒達が自主的に起立し,愛情ないしは敬意をもって君が代を歌うかどうかはむしろ教師に対するテストです。それまでの間にどれほど熱意を持って教育をし,それがどの程度実を結んだかが試されることなのだということから目をそらして,規則遵守に夢中になって身の安全を図るなどという頭の悪いことはやめて欲しいと思うだけです。



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©akio ishizuka