IKIMONO net club
Real life Real world

08-13


今更ながら恩田陸の最初期作品ですが

六番目の小夜子 六番目の小夜子
恩田陸
新潮社(2001/01)
高校三年生という特殊な時代・空間のつかみ方は実に上手い。謎めいた美人の転校生というありがちすぎる設定も陳腐に感じさせないだけの筆力が見事。ミステリーだと期待しないで青春小説として読めば,とても楽しめる。
ストーリーとしてのクライマックスが来るのが少し早すぎるとか,沙世子が最後に急激に普通の人になってしまうあっけなさが物足りないとか,欠点は複数ある。それでも,まだ読んだことがない人は「いつか楽しんで読んでみよう」リストに入れておく価値はある。

全然関係ないけれど,午前7時前にしてこの猛烈な蒸し暑さはどうよ・・・( ̄□ ̄;)



出撃

行き詰まったり考え事があったりすると,とりあえず体を動かすという習性が身に付きつつある今日この頃,べつに今日は悪い意味で行き詰まってはいませんでしたが考えたいことがあったので河原のランニングに出撃してきましたよ。
思えば会社勤めの時に出来なかった贅沢って,たとえばこんな風なことですね。いつでも休めるとかそういうネガティブな方面じゃなくて。
今ここでちょっと外へ出て走ったりすると頭がすっきりしそうとか思っても「ちょっと一時間走りますから」なんて席外せませんでしたしね。

明日はやや近場の新古書店が半額セールらしいので午前中から出撃してみる予定。
セドラーの方々に取り囲まれて,じゃまなんだよオラァみたいな顔されたりしないことを希望する気弱な中年 (^^;



ページの上部へ戻る

©akio ishizuka