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09-03


皿を割ってみました

指を燃やしてみたりもしていますが,今日は皿をたたき割ってみました。食器棚から出す時にぶつけて手から放れ,床でバーンとまっぷたつに。
やれやれ。
相変わらずかき集められるだけの時間をかき集めてこのサイトのリニューアル計画を真剣にやっているわけですが,へろへろです。なんか自分でもちょっと意地になっている気もします。

多分,なんとなく悔しいんだろうと思います。
この歳までそれなりにHTMLを書き続けてきて,でも公開している自分のサイトがこの程度だということに納得がいかないし,情けないし,放っておくと「とりあえず今の状態で問題が起こっているわけではないからいいや」とか言い出しそうな自分が許せないんだろうと思います。
絶対にそんな自分になりたくない。
現状にとどまることをよしとするようになったら,おそらくその後絶対に自分で自分が好きになれないだろうと。
そんなわけで,これまで使わなかったテクニックなども大幅に取り入れながらゴリゴリと書いていたりするわけですが,そしてそれは文法やテクニック面ではとてもきれいなわけですが…相変わらず目ためのデザインという意味ではえらく地味だったりするわけです。
…それもそろそろなんとかしようよ ( ̄∇ ̄||



してはいけないことが起こった後では全て虚しい

そんなこんなの間に,ロシアの学校占拠事件がひどく雑な展開を見せたのに驚く。
報道されない,あるいはロシア当局側が強硬に隠している情報が沢山ありそうなのでなんとも言えないが,計画的な強行突入だったとしてもお世辞にも手際がよいとは言えない。しかし「雑な展開」というのは作戦行動の出来不出来の話ではない。人の命を扱うにあたって,ずいぶん雑だな,ということ。
ねばり強く交渉しさえすれば全員無事で解放されたなどと浮世離れしたことを言い出すつもりは全くないし,そもそも大勢の子供達を人質にとるという行動にもなんの正義もない。

逃げ出した子供達を保護する兵士達を見ていて,なんとも複雑な気持ちになった。
兵士達一人一人はとても良心的に見える。多分,本当に良心的なのだろう。
そう小さくもない子供を二人もしっかりと抱き上げて歩いてきた兵士を見た時,特に強くそう思った。水を与えるために一旦地面に降ろしたが,子供達が水のボトルを取るとその男は再び二人を抱き上げて画面外へ去っていった。
男はいざという時,あのくらいのことが軽々と出来なきゃダメだよな,と妙に感心し,そして二人を放さないで(多分)どこか二人が本当に安心できるところまで抱き続けていこうとしたあの兵士は,とても優しい男なのかもしれない,という気がした。勝手に,そんな風に想像した。
そんな勝手な想像をしていると,ますます嫌な気持ちになった。
みんながどんなに良心的に,必死で働いても,決してしてはいけないことが起こった後では全て虚しい。



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©akio ishizuka